Let's get lost,Chet.
今日は僕の敬愛するチェット・ベイカーの命日。なにを聴こうか・・と言いつつ、すでに決まっている。チェット・ベイカー最晩年に撮られた彼の映画「Let's Get Lost」のサントラ。映像も素晴らしいけど、音楽も素晴らしい。さすがブルース・ウェバー監督。このブルース・ウェバー氏はかつてカルバン・クラインの広告で名を馳せたが、もちろん現在でもトップクラスの感性を持った写真家。彼の写真集は人気があって高いものはとにかく高い。このLet's get lostの写真集を手に入れようとネットでサーフトリップしていたら「25万円くらいでお探し致します」というのがあって・・笑った。
チェットの死については謎が多く、いまだにそんな話が出てくる。チェット・ベイカーは1988年に滞在先のアムステルダムのホテルの2階窓から落ちて亡くなった。「とにかく窓から落ちて死ぬというのは彼のスタイルではない。モーターバイクでの事故死なら彼らしいと思うけど落死事故というのは・・」とウェバー氏、談。でもアホなファンである僕は彼の最後にまったく違和感がない。もちろん彼の死はとても悲しいけれど、やってくれたな、だ。しかしながらウェバー氏はチェットに最も近づけた人間のひとりなワケで事実そうなのかも知れないし、比喩なのかもしれない。まぁ、チェットのクルマ好きは有名だからね。
演奏がある日にはアルファロメオとかMGとかのライトウェイトスポーツにトランペットケースをヒョイと載せクラブへ乗り着けたらしい。例えばチェットはバイクだったら何を選んだか。彼はアメリカ人だけどハーレーじゃないね、やっぱりトライアンフとかBSA、モトグッチいやドカッティかな。うん、ドカの線が濃いぞ。でもスピード違反で捕まりまくりっぽい。この映画によく現れているけど、彼は縛られるのが最もキライだった、さらけ出すし抑えない。実際、何回も捕まってるしクスリで。そういう意味でも音楽以外ではチェットにとってオランダが安住の地だったのか。37年間ホテル住まいを続け、ときにはポケットの中身の小銭だけという無頓な生き方をしてたらしいチェット。当時、広告会社に勤務していたヒロ川島氏企画による、享年に因んだ58人の賛同者名が載った追悼広告「Play it again,Chet.」を見ていたら、佐野元春と名があるのに気が付いた。元春もチェットが好きなのか!
Comments
TBありがとうございます。この映画でのChetは不健康そうかつ歳取っているのですがカッコイイです。
あんなにDramaticな生き方は彼にしかできないですね。
Posted by: JM | May 16, 2004 at 15:12
JMさん、わざわざコメントまで頂きまして、恐縮です。
もちろん僕もChet bakerがタマラナク好きです。
そして、この映画を取り上げるJMさんのような方にも興味があります(笑
Posted by: 151A | May 17, 2004 at 23:09